PAUL McCARTNEY / TUG OF WAR SESSIONS 【3CD】

PAUL McCARTNEY / TUG OF WAR SESSIONS 【3CD】

販売価格: 6,500yen(税込)

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商品詳細

Mクローデルの最新作は、1982年リリースされたアルバム「タッグオブウォー」のセッション集です。ウイングスの解散を経て、一度原点に戻るという意味合いがあったのでしょう、プロデューサーにジョージ・マーティンを迎え、ビートルズ時代以来の共同作業を行なったアルバムはシングルヒットにも恵まれ、全米ナンバー1を獲得する大ヒットアルバムになりました。ポール自身もこのアルバムを非常に気に入っており、映画「ブロードストリート」で早くも再演を行なったり、ライヴでは今でも「Here Today」を歌ったりと、80年代ポールの代表作として挙げられる名盤です。本作は、この名盤のアウトテイクやセッション音源などを、アルバム収録曲順に集大成したものになります。

ディスク1は、アルバム冒頭を飾る「Tug Of War」。ヴォーカルがシングルトラックのテイクから始まります。非常にシンプルなシングルトラックだけにポールの声が生々しく、実に味わい深いテイクとなっています。その他全4バージョンを収録。「Take It Away」はあの印象的なプロモ・フィルムが有名ですが、ウイングス時代から暖められていた楽曲なのはファンにはよく知られ事実。最初はウイングスのリハーサル音源から収録。ポールが丁寧にコード進行を交えつつ極初期バージョンのデモを録音しています。この時点ではメインのフレーズのみでミドル・パートはまだ構想に入っていないようです。その後ニューアルバムのセッションとして再度この曲に取り組みます。初登場となるエンディングまで完奏しているテイクを含め全11バージョンを収録。「Ballroom Dancing」は全3テイク。最初はウイングスのリハーサルでの演奏です。非常にラフで、デニーレインもはりきってヴォーカルを入れており、リリース・バージョンよりもかなり悪ノリしたテイクです。まるで酔っぱらっているのではと思うくらい、ポールはラフにアドリブを入れつつ歌っており、デニーも合いの手を頻繁に入れて非常に楽しい演奏となっています。もう1テイクもラフさではさらに輪をかけたもので、声色や歌いまわしを変えつつ、曲を完成させるために歌い込み、しっくりくるところを探っているような感じです。ポールのやや荒れた声が曲調に合致しており、ジャムの延長で延々続くかのような演奏です。「The Pound Is Sinking」は「Hear Me Lover」と2曲を繋げて完成させており、ここではそれぞれ別れた形のデモ音源を収録しています。

ディスク2は「Wanderlust」のデモを2バージョン、そしてカール・パーキンスとのセッションで生まれた「Get It」を2バージョン収録しています。特に1993年に行われたジャム音源は、途中お互いに声を掛け合い、二人の楽しそうな雰囲気が醸成された軽快で素晴らしいバージョンとなっています。発表から10年後にこうして再演しているところをみると、この曲もやはりポールにとっては特別な曲なのでしょう。「Dress Me Up As A Robber」は4バージョン収録。そしてスティーヴィー・ワンダーとの共演でヒットした「Ebony And Ivory」がこのディスクのハイライトとなります。あの有名な曲が、デモの段階から徐々に完成に近付いていく過程が非常にスリリング。シンプルなデモ音源は、それだけでメロディの美しさが伝わってくる美しいバージョン。そしてスティーヴィーを入れて延々とヴォーカルを練習する様子。最初から決められたものではなく、延々と歌い込んで曲を自分のものにしていくポールのスタイルがここでも良い効果を生み出しています。「Rainclouds」は発表年こそ80年代に入ってからですが、ウイングス時代のリハーサルで既に演奏しているのがここから伺えます。

ディスク3はさらに「Rainclouds」のウイングス・リハーサルに続き、アルバム未収録でこの時期のスタジオ・アウトテイクを収録しています。特に「My Old Friend」はカール・パーキンスのもうひとつの共演曲として特記すべきもの。美しいメロディを持つ佳曲で、先輩カール・パーキンスにポールも遠慮がちなのが微笑ましいです。そしてデモの段階から発展せずお蔵入りとなった曲を5曲収録。特に「Seems Like Old Times」はいかにもポールらしい曲で、後の「Through Our Love」や、ブレイクが入るところなど「Beautiful Night」の元になったのではと想像させられる、ボツになって未発表のままではもったいない「ブス界一の美女」のような曲です。実際にリリース直前まで行ったのでしょう、この曲のみ3テイク収録されています。そして最後は、アルバムを1曲ごとにポール自身が解説したラジオプログラムが収録されています。

Mクローデルの最新作は、アルバム「タッグオブウォー」のセッションを収録したタイトル。同時期のセッションを含め、実に3枚のディスクに渡ってギュ〜っと詰め込まれた、セッション・シリーズの最新作です。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。

DISC ONE
TUG OF WAR
01. Backing Track w/single vocal
02. Guitars + Backing vocals + orchestra (5.1 mix)
03. Orchestra Mix
04. Single Edit

TAKE IT AWAY
Wings Demos, October 18, 1980
05. Demo practice #1
06. Demo practice #2
07. Demo practice #3
08. Demo practice #4
09. Demo practice #5

Studio
10. Demo
11. Monitor Mix (full take)
12. Backing Track
13. Drums + Bass + piano + chorus (5.1 mix)
14. Organ + Horns (5.1 mix)
15. Single Edit

WHAT’S THAT YOU’RE DOING?
16. Rough Take (Monitor Mix)

BALLROOM DANCING
17. Wings Rehearsal July 4, 1980
18. Wings Rehearsal October 30, 1980
19. Demo

THE POUND IS SINKING
20. Demo #1
21. Demo #2 (Hear Me Lover/Something That Didn’t Happen) (unedited)
22. Demo #3 (Hear Me Lover/Something That Didn’t Happen) (edited)

DISC TWO
WANDERLUST
01. Demo #1 (unedited)
02. Demo #2 (edited)

GET IT
03. Single Edit
04. 1993 Jam

DRESS ME UP AS A ROBBER
05. Demo #1
06. Demo #2
07. Demo #3
08. 12” Single Mix

EBONY AND IVORY
Wings Rehearsal, October 30, 1980
09. Rehearsal #1
10. Rehearsal #2
11. Demo #1 (unedited)
12. Demo #2 (edited- correct speed)

Session with Stevie Wonder
13. Rehearsal
14. Alternate Take
15. Basic Track
16. Stevie’s vocal (5.1. mix)
17. Paul’s vocal (5.1. mix)
18. First Organ + acoustic + chorus (5.1. mix)
19. Second Organ overdub (5.1. mix)

I’LL GIVE YOU A RING
20. Demo (1974)

RAINCLOUDS
Wings Rehearsal, October 30, 1980
21. Rehearsal #1
22. Rehearsal #2
23. Rehearsal #3
24. Rehearsal #4
25. Rehearsal #5

DISC THREE
RAINCLOUDS
Wings Rehearsal, October 30, 1980
01. Rehearsal #6
02. Rehearsal #7

SESSIONS OUTTAKES
03. Instrumental Track
04. Always Back To You
05. My Old Friend (Rough Mix)
06. My Old Friend (Final Mix)
07. My Old Friend (1993 Jam)

More Demos
08. Stop, You Don’t Know Where She Came From
09. The Unbelievable Experience
10. Boil Crisis
11. Give Us A Chord, Roy
12. Seems Like Old Times #1
13. Seems Like Old Times #2
14. Seems Like Old Times #3

WE ALL STAND TOGETHER
15. Demo
16. Humming Version

Tug Of War Promotional interview cassette 1982
17. Tug of War chat
18. Take it Away chat
19. The Pound is Sinking chat
20. Somebody Who Cares chat
21. Ebony and Ivory chat
22. What’s That You’re Doing? chat
23. Here Today chat
24. Wanderlust chat
25. Ballroom Dancing chat
26. Get It chat
27. Dress Me Up As a Robber chat

TAKE IT AWAY Video Shoot
28. When The Saints Go Marching In (Paul playing trumpet)
29. Take it Away Jam
30. Improvisation

Additional Mix
31. What’s That You’re Doing (Twin Freaks production acetate 2005)