RAINBOW COME AWAY HOME 1980 帰去来辞 【2CD】

RAINBOW COME AWAY HOME 1980 帰去来辞 【2CD】

販売価格: 4,500yen(税込)

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商品詳細

レインボーは当初リッチーブラックモアズ・レインボーとしてデビューしたが、後に単に「レインボー」と改称されている。既に成功を収めビッグ・ネームであったリッチーが結成したバンドという事をアピールするためである。その点、ポールマッカートニー&ウイングスと同じであると言える。既にディープ・パープルで名声を得ていたリッチーが新たなバンドを結成する、その成功を疑う人はいなかったであろう。異なるバンドでありながらブルースとハードロック、そしてバロックの融合はディープパープルの音楽性を踏襲し、壮大な様式美を伴うリッチーの音楽的趣向が完成したのがレインボーと言えるだろう。レインボーが結成されたのは1975年で、その後何度かバンドメンバーの変遷を経て、1980年5月の時点でメンバーはグラハム・ボネット、コージー・パウエル、リッチー・ブラックモア、ロジャー・グローヴァー、ドン・エイリーの5人となっていた。

レインボーは結成の翌年には既に来日公演を行なっている。初来日が1976年である。既にディープパープルとして2度来日経験のあるリッチーだったが、レインボーとしての初来日である。リッチーがこの新しいバンドにかける情熱は確かなもので、この時は東名阪及び京都、福岡、広島などでもコンサートを行なっている。特に最終日武道館は昼夜2公演という大規模なものであった。

そして1978年二度目の来日は、なんと16公演、全国をくまなく回る前回をさらに上回る規模で行なわれた。熊本や郡山、秋田、新潟など地方都市を含むもので、当時の日本におけるリッチー人気の高さが伺える。現在の来日アーティストでこの規模でツアーを行なえるバンドは皆無であろう。その人気具合は観客が将棋倒しになり死者が出る悲劇も生んだことも記しておかねばなるまい。

そして3度目の来日が本作に収録されている1980年である。この年の来日公演は東京と大阪のみに絞ったもので、武道館で3公演、大阪フェスティバルホールで3公演と前回の来日に比べていささかこじんまりとした規模である。ボーカルがグラハム・ボネットに変わってから初めての来日公演であることも特記事項である。本作はこの1980年来日公演の武道館3連続公演の中日、5月9日武道館公演を収録している。

今までもこの公演は既発盤が数多くリリースされていたが、本作はそのいずれとも異なる初登場音源で、当時会場で録音したご本人提供によるものである。音質はサンプルを聴いて頂けるとわかる通り、現在の視点でも最高の部類に入る。今までこのテープが世に出ていなかったのが不思議なくらい、初登場とは思えぬ最初から最後までハイ・クオリティで完全収録されている素晴らしいものである。ただし、録音者は当時からテープ・トレードを頻繁に行なっており、このレインボーの武道館公演はトレードにおいて「大きな武器」だったらしく、部分的にはもしかしたら既にCD化されているかもしれないとのことだったが、ご本人録音のマスターからCD化されるのは本作が初めての事である。

内容はご存知の通り『ダウン・トゥ・アース』に伴うツアーで、オープニングは同アルバムの「アイズ・オブ・ザ・ワールド」である。今までの純粋なハード・ロック路線からややポップでメロディアスに音楽性の基軸が移行した影響はコンサートにおいても伺い知ることが出来る。やっさんのパフォーマンスはストレートでクセがなく、「虹をつかもう」など過去の楽曲も含め、この時期の音楽性に見事に合致している。そしてコンサートにおけるハイライトはコンサート後半の各メンバーにおける長大なソロであろう。特にドン・エイリーのキーボード・ソロには長い時間が割かれており、ベートーベン「歓喜の歌」を始め、「上を向いて歩こう」のメロディや、1977年に公開された映画『未知との遭遇』の中で印象的に使われていた宇宙人との交信音まで含まれる凝りようである。

レインボー1980年の来日公演より、5月9日日本武道館公演を、録音者提供による超高音質の初登場音源にて完全収録。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。

サンプル音源

DISC ONE
01. Land Of Hope And Glory
02. Over The Rainbow
03. Eyes Of The World
04. Love's No Friend
05. Brandenburg Concerto
06. Since You Been Gone - Over The Rainbow
07. All Night Long
08. Catch The Rainbow

DISC TWO
01. Don Airey Keyboard Solo
02. Lost In Hollywood - A Light In The Black
03. Ritchie Blackmore Guitar Solo
04. Don Airey Keyboard Solo
- An Die Freude
- Green Onions
- Popeye The Sailor Man
- Sukiyaki
- Close Encounters Of The Third Kind
- Kimigayo
05. Cozy Powell Drum Solo
06. 1812 Overture
07. Lost In Hollywood Reprise
08. Ritchie Blackmore Guitar Solo
09. Lazy
10. All Night Long
11. Long Live Rock 'n Roll
12. Kill The King
13. Long Live Rock 'n Roll Reprise